Château du Retout  (Haut-Médoc Crus Bourgeois)

シャトー デュ ルトゥ

Château du Retout Château du Retout Château du Retout

2代目となるエレーヌとフレデリック・スアル夫妻が率いるシャトー・デュ・ルトゥは、今ボルドー・クリュ・ブルジョワの中で最も注目すべきシャトーの一つです。サンジュリアンとマルゴーの間、キューサック・フォール・メドックに34ヘクタールの畑を持ちますが、他の多くのシャトーでもメルロの比率を増やすなか、カベルネ・ソーヴィニョンを主体とした力強くしなやかな骨格を造るワインを生み出すことで2008ヴィンテージよりクリュ・ブルジョワに認定されました。2ヘクタールの畑から生まれるプティ・マンサン、ソーヴィニョン・グリ、サヴァニャン・ブラン、モンドゥーズ・ブランシュを使った個性的な白ワインも注目されています。

ほぼ大半のブドウは水はけに優れた、なだらかな頂の上にありガロンヌ川からの砂利が堆積している一方、頂の下の方は砂利に粘土が混じっています。また、頂の上の風車は18世紀にさかのぼる古いもので、ルトゥの畑の目印です。

素晴らしいワインを生み出す大きな秘訣は綿密な畑仕事によるもの、畑の隅々まで分析しそれに適した葉の管理(除葉や仕立て方)をすることです。ブドウは収量をコントロールする芽かきやグリーンハーベストもヴィンテージにより調整します。フレデリックはシャトー・パルメで働いていたこともあり、その経験も大きく生かされていると言います。収穫前には熟成度を日々チェック、最高の熟度で収穫し、手作業での選果を経て最高のブドウのみが醸造へ回されます。

Vin de France le Retout Blanc
ヴァン ド フランス ル ルトゥ ブラン

retout

画像クリックで拡大

グロ・マンサン41% ソーヴィニョン・グリ40% サヴァニャン10% モンドゥーズ・ブランシュ9%
このシャトーを有名にした一つの要因は、伝統が重んじられるボルドーにおいて奇抜な品種構成で造った白ワインです。もともとメルロが植えられていたラマルクの村の1.5ヘクタールの畑に2009年、白ワイン用の品種を接ぎ木しました。ソーヴィニョン・グリは近年ボルドーでは使われなくなってきた品種、ジュランソンで使われるグロ・マンサン、ヴァン・ジョーヌで知られるサヴァニャン。そして、モンドゥーズ・ブランシュは4つの中で一番希少、サヴォワにおいてでも僅か4ヘクタールでしか栽培されていないというものです。78%バリックで10ヶ月間熟成(そのうち34%が新樽)させています。
【2014】
ジャンシス・ロビンソン16.5/20
ロバート・パーカー”ボルドーでも特異な辛口白で、私が今までに飲んだことのないブレンド!しかしながら見事な白ワインだ。生産本数が少ないのが残念”

Haut-Médoc Crus Bourgeois Château du Retout
オー メドック クリュ ブルジョワ シャトー デュ ルトゥ

retout

画像クリックで拡大

カベルネ・ソーヴィニョン70% メルロ23% プティ・ヴェルド7%
涼しい天候が続き、遅い成熟・収穫となった2012年。10月に収穫がスタートするという異例の遅さでした。7割のカベルネ・ソーヴィニョンは見事な骨格を表現しながらタンニンは柔らかで熟しています。比較的低温で空気に触れさせず醸造することで果実感をより引き出すことを心がけています。醸造は約1ヵ月間、その後30%新樽を用い12ヶ月間の熟成を経ます。カシスなどの黒いフルーツの中に白檀を思わせる樽の風味が溶け込み、大変まろやかで豊かな味わい。熟したタンニンのきめの細やかさと果実感が余韻にしっかりと持続しいます。
【2012】
ロバート・パーカー 87/100
ルビー、紫の色合いをしたこの2012年はクレームドカシス、土やリコリスのノートがあり、バリックの風味がある。ミディアム・ボディで厚みがあり2012年のクリュ・ブルジョワの中でも特に凝縮感が強いものの一つだ。タンニンはしっかりと熟しており見事なワイン。
ジャンシス・ロビンソン 16.5/20

Bordeaux ページに戻る