Château Lamartine  (Cahors)

シャトー ラマルティーヌ

Château Lamartine Château Lamartine Château Lamartine

カオールはヨーロッパでも一番長い歴史を持つ栽培地の一つで、2000年以上もの昔ローマ人が当時Quercyと呼ばれていたこの地域で栽培を始めた事に始まります。その後イギリスで人気を博し「黒いワイン」と呼ばれたカオールは、幾度にもおよんだ戦争での荒廃、フィロキセラ、1956年の大霜害と長きにわたり過酷な歴史をたどってきました。「大変な思いをしてきたよ」とドメーヌの道のりを語るオーナーのアラン・ゲイロー。祖父のエドゥアール・セルーニュはフィロキセラの被害を逃れたマルベックの一部を守り抜き、仲間と組合を設立しカオールの再建を担った重要な人物です。1975年の収穫のさなかにこの世を去ったエドゥアールの後を継ぎアランは19歳から両親とともにドメーヌを運営してきました。ワインには「アルコール・タンニン・酸の3つの要素のバランスが大切、そのためには畑での膨大な作業を要するんだ。」近年手に入れた2.5haの畑は、白ワイン用に新しく購入したもの。アランの息子バンジャマンも加わり新しい取り組みも進んでドメーヌは活気に溢れています。

中央山塊から運ばれてきた堆積物が大きく分けて3つのテラスを作り上げているカオール。ドメーヌのあるソトゥラックのロット川付近のテラスからは滑らかさや果実感の豊かなワインが生まれるとされています。そしてカオールで最も西に位置する温暖さから、東の地域より収穫は約2週間ほど早く始まるのです。花ぶるいや霜、病気に弱いマルベックですが幸い、ここは大西洋気候でありながら地中海性気候の影響も受けるため雨が比較的少ないこと、そしてオータンと呼ばれる暑く乾燥した風がブドウを健全な状態に保ってくれます。ロット川の右岸、真南を向くラマルティーヌの35haの畑はソトゥラックでも最良の場所にあります。区画はいくつかに分かれており、平地の粘土石灰質土壌(60%)、やや上に位置する珪土粘土質(20%)、一番上に位置する石灰質土壌(20%)のテロワールから構成されています。長きに渡り農業と環境の調和を模索してきたアラン。ビオの認証はあえて取得していませんが、除草剤はもちろんのこと、農薬など化学薬品は使用しません。土壌はこまめに耕されており柔らかく、根がしっかりと地中を這っています。均一の取れた熟度のブドウを収穫するためにも除葉やグリーン・ハーベストをしっかりと行っています。こうした日々の積み重ねが、カオールにおけるラマルティーヌの地位を不動のものにしているのです。

"Lamartine"の名前の由来は"La Martine"に端を発します。このシャトーは樹齢100年の樫の木の傍に立てられましたが、近所に住む美しいMartine(マルティーヌ)という女の子がこの木の下で出会いを重ねたという逸話がシャトーの名前の由来です。

Cahors
カオール

cahors

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マルベック90% メルロ10%
土壌:粘土石灰質 樹齢:25-35年 収量:50hl/Ha
醸造は伝統的手法でゆっくりとステンレスタンクで30度にコントロールし行います。その後セメントタンクで翌年の春まで熟成させた後、35%は一年間樽で熟成、翌年の春に瓶詰を行います。鮮やかな深紅色、アルコール分豊かでカンゾウやつぶした赤い小さなフルーツの芳醇な香りに温かみのある木の香りを感じます。力強く豊かなアタック、噛みごたえがあるエキス分豊かで心地よい収斂性があります。若々しい果実味を前面に出した親しみやすいカオールです。
【2012】
ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス 15/20

Cahors Cuvée Particulière
カオール キュヴェ パルティキュリエール

particuliere

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マルベック90% タナ10%
土壌:粘土石灰質 樹齢:40-55年 収量:40hl/Ha
ステンレスタンクにて温度を保ちながら30日間にわたり醸造、ピジャージュをこまめに行います。その後セメントタンクで翌年の春まで熟成し、3分の1が一年使用樽、残りの3分の2は2年使用樽で12~14ヶ月熟成し、収穫から約22カ月後に瓶詰。美しい深い紫色、パンデピス、過熟した赤いフルーツやすみれの花、ミントのような清涼感のあるノートも感じられます。ミネラル分と滑らかなタンニンが構造の豊かなボディをしっかりと支えています。
【2011】
ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス 16.5/20
ワイン・エンスージアスト93/100
ベタンヌ&ドゥソーヴ15/20

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