Domaine Belle  (Crozes-Hermitage)

ドメーヌ ベル

Domaine Belle Domaine Belle Domaine Belle

ロバート・パーカーは30年以上も前にベルのワインを飲んで以来、自身のお気に入りのドメーヌだと断言しており毎年このドメーヌに対する評価を欠かしていません。そしてその評価は近年さらに安定しており殆どが90点以上という非常に好ましいものです。また、ベタンヌ&ドゥソーヴガイドでは、ラルナージュの土壌のミネラルや立体感が高く評価されている上に、彼らが指摘するようにしっかりと樽熟成の期間を取ることで、マーケットに出ているヴィンテージより通常古いヴィンテージが、良い状態でリリースされているのも見逃すことのできない特徴のひとつでしょう。
北ローヌで最大の栽培面積を持つクローズ・エルミタージュは、隣り合うエルミタージュとは全く異なり、気軽に楽しめるワインが多く生産されています。11ある生産地域は東西南北に広がり、斜面や平地、粘土石灰や花崗岩、小石の広がる土壌など、様々なテロワールが存在する興味深い産地です。ドメーヌ・ベルはクローズ・エルミタージュでも北部に位置するラルナージュの村にあります。1600年代、ラルナージュ城の周りではすでにブドウが栽培されており、その土地とブドウはラルナージュの君主の所有でした。1769年、クロード・フランソワ・ミュールという新しい君主の決定により、小さな区画が住民に分け与えられたことがきっかけとなりワインが村の主要な特産物となっていきます。ドメーヌ・ベルの歴史は、クローズ・エルミタージュの土地に長く根付いています。先代から土地を譲り受けたルイ・ベルは、ブドウ栽培に力を注ぐ一方、ワイン造りにはあまり興味を示さず1933年にはタン・レルミタージュ協同組合の創設メンバーとして丹精込めて育てたブドウを売ることで土地を拡大。その後1970年、ルイから息子のアルベールへ畑が譲渡された時には4ヘクタールの畑がありました(ラルナージュとタン・レルミタージュの村)。大きな変化がもたらされたのは1990年、醸造学を修め戻ったフィリップが父と新たなドメーヌを築こうと近代的かつ機能的なセラーを建設したことに始まります。現在25ヘクタールの畑は4種類の土壌に分かれており、ワインの味わいはそのテロワールがしっかりと反映されています。クローズ・エルミタージュ北部に位置するラルナージュの大きな特徴は、陶器にも使用されている「カオリン」という白い粘土石灰質土壌。フィリップによると、この土壌から生まれるワイン(白のテール・ブランシュと赤のキュヴェ・ルイ・ベル)にはボリュームがありながらもフレッシュさが備わるとのことで、それは特に暑いヴィンテージに顕著に顕れるそう。そして、クローズ最南端のポン・ド・リゼールで育まれたレ・ピエレルのキュヴェは柔らかさがあり、お互いにとても興味深い比較対象です。一方、エルミタージュの大変崇高な美しいミネラル感は圧倒的な存在感があります。

“聡明に造られ、フレッシュで、いきいきしていて、凝縮感のあるワインがドメーヌ・ベルから造り出される。小規模のクローズ・エルミタージュのドメーヌで、未だほとんどの消費者に気付かれないようにしている。” - ロバート パーカー

Crozes-Hermitage Les Terres Blanches
クローズ エルミタージュ レ テール ブランシュ

terres blanches

画像クリックで拡大

マルサンヌ70% ルーサンヌ30%
このキュヴェには、カーヴのあるラルナージュの土壌で育まれたブドウを使用します。土壌は粘土石灰質。これにより、ワインに力強さとフレッシュさが生まれます。30%は新樽で低温発酵(16℃)、40%は一年樽を使用、残りの30%はステンレスタンクで2、3週間かけて醸造。そのまま同じ樽内でマロラクティック発酵、澱と共に12ヶ月間熟成。フィルターにはかけずに瓶詰。フレッシュな口当たりの第一印象、アプリコットを思わせる果実のたっぷりとした味わいと豊かなミネラル感、長い余韻。

Crozes-Hermitage Les Pierrelles
クローズ エルミタージュ レ ピエレル

pierrelles

画像クリックで拡大

シラー100%
レ・ピエレルのキュヴェは、ポン・ド・リゼールにあるローヌ川の小石が広がる堆積土壌で育てられたシラーから造られます。収量は約40hl/ha、100%除梗、3週間にわたり毎日ルモンタージュ、ピジャージュをこまめに行います。最後に高温マセラシオンを行い色素をしっかりと抽出します。1回から5回使用樽で14ヶ月間熟成。程よく熟したブラックチェリー、カシスのパワフルな果実味がハーブやカンゾウ、胡椒の風味と調和。天候に恵まれたヴィンテージの特徴がしっかりと感じられる、フルーツ感が前面に出た味わい。
【2011】
ロバート パーカー 91 /100
ベタンヌ&ドゥソーヴ 15/20

Crozes-Hermitage Cuvée Louis Belle
クローズ エルミタージュ キュヴェ ルイ ベル

louis-belle

画像クリックで拡大

シラー100%
キュヴェ・ルイ・ベルはドメーヌ・ベルの基礎を築いたフィリップの祖父に捧げるワイン。ラルナージュとクローズ・エルミタージュの粘土石灰質土壌で育ったシラーを使用。収量30hl/ha、一部除梗、天然酵母で4週間一次発酵。ステンレスタンクで毎日ルモンタージュとピジャージュを行い、高温マセラシオンにかけます。16カ月間熟成(25%新樽、残りを均等に分け1回と2回使用樽で熟成)。芳香性の高い果実味と美しい酸、秀逸なバランスを備えています。
【2010】
ロバート パーカー 92/100
"深い紫色、たっぷりとした口当たり、ブルーベリー、ブラックベリー、春の花、お香や樟脳のようなニュアンスがある。"

Hermitage
エルミタージュ

hermitage

画像クリックで拡大

シラー100%
ベルが所有するタン・レルミタージュのリュー・ディの一つ”les murets”は浸透性に優れた砂、小石の混じる石灰土壌。除梗せず、天然酵母のみで5週間マセラシオンと一次発酵。毎日ルモンタージュとピジャージュ、最後に高温マセラシオン。熟成は24ヶ月間、70%が新樽、30%は1回使用樽にて。肉付きよく、かつ香り豊か繊細なタンニンを持つワイン。
【2009】
ロバート・パーカー 92+/100
"アスファルトや黒鉛、ブラックベリーのリキュール、カンゾウや白い花のノート。フルボディでありながらピュアなワインだ。"
ベタンヌ&ドゥソーヴ 16/20

Vallée du Rhône ページに戻る