Domaine des Hâtes  (Chablis)

ドメーヌ デ アット

Domaine des HâtesDomaine des HâtesDomaine des Hâtes

ピエリック・ラロッシュのファースト・ヴィンテージは2010年。両親は生産量の大半を占めるシャブリジェンヌの組合にそれまで入っていたものの、ワイン造りまで挑戦したいというピエリックの念願かなってドメーヌが誕生、僅か2,300本のみ生産されたこのファースト・ヴィンテージは、フランスのワインガイド、ギド・アシェットで3つ星を取得するという快挙を遂げました。

“僕の両親は協同組合に入っていた。ボーヌで勉強し、オノログの資格も取得した、だからジュースを醸造しないで届けることなんてできないんだ!”

シャブリ北部の村、マリニー(Maligny)に畑を持つラロッシュ家。シャブリで有名なラロッシュ家とは関係がないそうで、当初はドメーヌ・ラロッシュ・ピエールという名前でスタートしたものの、ラロッシュという名前が混乱を招き2011年からドメーヌ・デ・アットに改名。ブドウ畑はシャブリ北部のマリニーに広がり、グラン・クリュと同じシャブリ右岸の日当たりの良いなだらかな斜面に全ての畑はあります。北部にありながらもマリニーの村は比較的暖かな気候に恵まれ、生み出されるワインはしっかりとしたミネラル感とともに柔らかな果実感を持っています。看板商品は1.5ヘクタールの畑から少量のみ生産されるプルミエ・クリュ・ロム・モール。

オノログの資格を取得した後にピエリックはニュージーランドで修業を積み、ウィリアム・フェーヴルでもワイン造りを学びました。“フレッシュでしっかりとしたミネラルが感じられ、ピュア、クリアでストレートなワインを造りたい。僕は樽が強いワインのファンではない。シャブリでムルソーは造れないし、ムルソーの人たちがそんなワインはとても上手に造っている。しっかりと熟した感じが無いといけないけれど、それが強すぎるのも良くない”と語る彼。新設されたカーヴはステンレスタンクで埋め尽くされ、樽は存在しません。ジュースの移動は自然な重力を使用。プレス後、ワインは自然に醸造を経て、ステンレスタンク内でマロラクティック発酵を100%経ます。

父親の代までは普通に使用していた除草剤を排除し、土壌のこまめな耕作を始めるなど、できる限り自然に栽培を行い、シンプルに醸造から熟成までの工程を経るように努めています。

まだシャブリの中でも名を聞いたことがないという人が多いドメーヌではありますが、ピエリックの豊富な才能と知識を目にすると、今後の活躍に大きな期待を持たずにはいられません。

ファースト・ヴィンテージのプティ・シャブリが3つ星を獲得したときにギドアシェットから寄せられた素晴らしいコメント:

誕生したばかりのドメーヌが、すでに3つ星を獲得した!2010年はピエリック・ラロッシュが瓶詰めを行った初ヴィンテージ、彼は家族経営のドメーヌを継ぐ前にオノログの資格を取得しニュージーランドで醸造の経験を積んだ。そして彼が戻った2009年6月、両親は協同組合から離脱。醸造中、この若きヴィニュロンは、ワインに豊かさを与えるためにゆっくりと長い醸造期間を取る。その結果はどうだろう、プティ・シャブリとしては異例なほどとても豊かな香り、欠陥がひとつとして見られない!
(ギドアシェット2013)

Chablis
シャブリ

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シャルドネ100%
マリニーの村、プルミエ・クリュを上った場所にある南東向きの日当たりの良い粘土石灰質土壌。プレス後、24時間かけてデブルバージュを行い、アルコール発酵。自然に任せゆっくりと行うため、通常2~3か月は要します。マロラクティック発酵もステンレスタンクで行い、11ヶ月間熟成させたのち少量のSO2を加え瓶詰め。寒い気候が続いた2012年は生産者の力量が問われるヴィンテージ。しっかりと熟成を待って収穫したデ・アットのワインには柔らかな果実味が感じられます。
【2012】
ステファン・タンザー(インターナショナル・ワイン・セラー) 87/100点
“イエローアップル、ヨード、砕いた石が表現豊かな香りとともに感じられる。軽やかな口当たりながらもしっかりとした柔らかさがあり、柑橘や石のようなミネラリーなフレーヴァーへと導く。レモンを思わせる余韻と上品な余韻だ。”

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