Mas Cal Demoura  (Coteaux du Languedoc Terrases du Larzac)

マス カル デムラ

Mas Cal Demoura Mas Cal Demoura Mas Cal Demorua

2004年に32の村が統合しできたテラス・デュ・ラルザック。モンペリエの北西にV字状に広がるこのAOCはラングドックのブドウ栽培地としては最北端に位置し、ラルザックのカルスト山地から吹き付ける北風と、夏の間の昼夜の気温差が大きく20℃以上にもなるためブドウがゆっくり、じっくりと熟すことができ、複雑なアロマとフレッシュさが賦与されます。この地域への注目は徐々に高まり、2014年6月26日ラルザックのワイン産地は喜びに包まれました。INAOより正式にAOCとして認められたのです。今後は「Languedoc」の並列表記が不要となり、単独のAOC表記が可能となります。
ラルザックの組合長を務め、今回の昇格に大きな貢献を果たしたマス・カル・デムラのヴァンサンとイザベル・グマールも今回の出来事に喜びを隠せない様子。「オリヴィエ・ジュリアン(マス・ジュリアン)がこの土地でワイン造りを始めたのは1985年のこと。2005年からコトー・デュ・ラングドックに認められたのを契機にラルザックの評判は上がり続け、世界的に認知されるようになった。ラルザックの生産者たちはこの土地のテロワールの素晴らしさはもちろんのこと、自らの仕事ぶりが報われたのだという達成感に満ちているよ!」

「留まらねばならない」を意味するカル・デムラはオクシタンの言葉。1970年、ラングドックの多くのワイン農家が豊かな生活を求めこの地を出て行ったとき、ジャン・ピエール・ジュリアンがドメーヌに名づけた名前です。 彼は代々続いてきたドメーヌを継ぐ人物で、ラングドックワインの品質向上に力を注いでいました。しかしその努力むなしく、多くの人々と同じく当時カーヴを閉めて協同組合に入らざるを得なくなった時、彼の息子のオリヴィエは協同組合への参加を拒否し1985年、マス・ジュリアンを設立しました。そして、彼に影響をうけたジャン・ピエールも1993年、気持ちを新たにワイン造りを始めることとなったのです。
このドメーヌを2004年から継承するのはイザベルとヴァンサン・グマール。彼らは大手会計事務所の監査役を務めていましたが、2002年、ディジョンの大学で醸造学を学ぶため退職。その後ラングドック・ルシヨンの20以上のドメーヌを見て回った結果、ジャン・ピエールの哲学はもちろんのこと、この素晴らしいテロワールと環境に惹かれ、ジョンキエールの村でワインを造ることを決めたのです。2人はジャン・ピエールとカーヴで共に働き、テロワールやセパージュについて彼から多くを学びました。事実、ワインはテロワールの複雑な味わいが感じられるとともに見事な状態で熟成を遂げるバランスの良さ、高品質で自然な性格をしっかりと受け継いでいるのです。合計12ヘクタールの畑はジョンキエールの村とその周辺にあり、赤ワイン用のパーセルは全てAOCテラス・デュ・ラルザックに指定されています。赤ワイン用の品種はグルナッシュ、ムールヴェードル、シラー、カリニャン、サンソーで平均樹齢は35年以上、白ワイン用にシュナン・ブラン、グルナッシュ・ブラン、ルーサンヌ、ヴィオニエ、ミュスカ、プティ・マンサンで20年以上の平均樹齢。土壌は60%が水はけのよい小石がちの石灰質で、ワインのストラクチャーや余韻の長さ、上品さを表現するのに対し、40%の粘土石灰質土壌は柔らかさや若いうちからでも楽しめるチャーミングな性格を与えています。

ラルザックのテロワールの風味を最大限生かすという彼らの哲学とブドウの質の向上を図り、2010年からはビオロジックによる栽培を進めてきました。除草剤はもとより、化学物質から成る農薬は使用していません。2013ヴィンテージよりカリテ・フランスによるビオ認証を取得、2015ヴィンテージからは一部の畑でビオディナミを実践しており、今後さらにワインの表現力は高まっていくはずです。 綿密な手作業で行われる畑作業のおかげで収量は既に20-30ヘクトリットルにまで抑えられており、収穫にあたっては各パーセル、セパージュの熟度を日々観察。酸、糖度だけでなくタンニンなどのフェノール類が十分な熟度を持っているか分析し収穫、畑とカーヴの選果台で2度選別を行います。 醸造は極めてナチュラル。セパージュごと、パーセルごとに行い、温度管理されたステンレスタンクで自然酵母のみで醸造、12月には500リットルの大樽(ドゥミ・ミュイと呼ばれる、ラングドックでは伝統的な大きい木樽、一部バリックを使用)に移し替えられます。約一年間の熟成を経て、選別されたキュヴェからブレンドを行い、その後6ヶ月の熟成を重ね安定したワインは、ムーンカレンダーに基づき無清澄・ノンフィルターで瓶詰めされます。

_____________________________マス・カル・デムラへの賞賛_______________________________

”最近の成長には目を見張るものがあり、ワインは奥行きを備えている上にフィネスが感じられ、快活さを備えている。このドメーヌはラングドックの小さなエリート・ヴィニュロンの仲間入りを果たした”
 - ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス 1つ星生産者(3つ星評価)

”ヴァンサンのワインは最初のヴィンテージで既に目立っていたものの、ラングドックで近年急成長を遂げたドメーヌの一つ。彼の知性と的確な歩みによりドメーヌの将来はとても興味深いものだ。”
 - ベタンヌ&ドゥソーヴ 3つ星生産者(5つ星評価)
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Vin de Pays de l'Helault L'Etincelle
ヴァン ド ペイ ド レロー レタンセル

l'etincelle

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シュナン50% グルナッシュ・ブラン ルーサンヌ ヴィオニエ ミュスカ プティ・マンサン
「きらめき」という意味をもつL'Etincelle。このキュヴェは、ガリラヤ(イスラエル北部地域)の「ワインは水の中にとらえられた太陽の光」という引用が元で、そんなワインを造りたいという思いで名づけたということ。南で造られるワインに見事なフレッシュ感をもたらすシュナン・ブランをメインに使った白ワインで、低収量(26ha/hl)から生まれる素晴らしい繊細さと凝縮感があります。 テロワール:畑は2ヘクタールの小石がちの石灰質土壌、平均樹齢は25年。このワインの特徴は何よりも”フレッシュ感”。ラルザックの山から吹き付ける北風により生まれるフレッシュさです。そして海からやってくる湿り気をもった風が過度な乾燥から守っています。
醸造・熟成:優しくプレス、温度コントロールしアルコール発酵。フレッシュさを残すためマロは行わない。シュナンとグルナッシュ合わせて30%に限りバリック(1-4年樽)で6ヶ月間熟成。その後ブレンド、瓶詰め前にタンクで2か月間熟成。
白いフルーツ、柑橘類などのニュアンスを美しいミネラル感とテロワールの特徴であるフレッシュ感がさらに引き立てています。ほのかな塩味とほろ苦さもテロワールの特徴。一方ボリューム、ふくよかさも十分にあり見事な余韻の長さがあります。

Coteaux du Languedoc Terrases du Larzac L'Infidèle
コトー デュ ラングドック テラス デュ ラルザック ランフィデル

l'infidele

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ムールヴェードル30% シラー25% グルナッシュ20% サンソー15% カリニャン10%
L'Infidèle はドメーヌの創設者ジャン・ピエール・ジュリアンに捧げるキュヴェ。時に彼が見せた伝統的なワイン造りへの不忠実('Infidèle)さがマス・カル・デムラの名前をかえって有名なものにしたのです。このワインには、バランス感を出し、エレガンスと豊かな構造を表現するため、許容品種5つのセパージュすべてを使用しています。
テロワール:畑は7ha、石がちの石灰土壌と粘土石灰質の土壌から構成。平均樹齢30年。白ワイン同様、ラルザックの山から吹き付ける北風が気候をフレッシュに保ち、南から来る海風が過剰な乾燥を防いでくれます。
醸造・熟成:自然酵母による醸造、除梗し収穫。発酵時温度コントロール。ゆっくりとしたキュヴェゾン、ピジャージュ、ルモンタージュ、デレスタージュ。熟成はセパージュごと、パーセルごとに行われ、80%は樽で、新樽の使用は15%までにとどめます。還元しやすいシラーのみ225リットルのバリックで。その後5つのセパージュをブレンドし12ヶ月樽で熟成、そしてタンクで7か月熟成し2010年6月に瓶詰め。
黒いフルーツ、ガリーグ、カンゾウなどのアロマは香り高く、果実感が顕著に現れています。フルーティーさと酸の存在感が常にエレガントで、タンニンの収斂性がストラクチャーを与えています。
【2010】
ベタンヌ&ドゥソーヴ 16.5/20
ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス 16.5/20

Coteaux du Languedoc Terrases du Larzac Les Combariolles
コトー デュ ラングドック テラス デュ ラルザック レ コンバリオル

l'infidele

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ムールヴェードル% シラー25% グルナッシュ20% サンソー15% カリニャン10%
マス・カル・デムラが所有する最上の区画(コンバリオル)から造られるキュヴェ。この区画は水はけの良い石灰の小石がゴロゴロと転がる上質な土壌でワインの骨格そして上品さを見事に表現するテロワール、イザベルとヴァンサン・グマール夫妻がこのドメーヌの創設者ジャン・ピエール・ジュリアンの息子マス・ジュリアンから購入した2haの区画です。平均樹齢は40年、 この2013ヴィンテージからカリテフランスのビオロジック認証を取得しています。温度管理の上、ゆっくりと醸造(ピジャージュ、ルモンタージュ)。セパージュ、パーセルごとに500リットルまたは600リットルのドゥミ・ミュイで12ヶ月間樽熟成(新樽25%)その後全てをブレンドしタンクで7か月熟成。ラングドックでも最高峰のワインの一つとして知られるものです。
【2013】
ベタンヌ&ドゥソーヴ 18/20 ”見事なタンニンの構造、美しい果実味、エレガントで最上のボルドーにも負けないエスプリを持つ”
ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランスが選ぶ、ラングドック・ルシヨンの格付け15位(40位中)に選出!

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